ちば歯科医院|医療法人百成会

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院長のブログInformation

7種のお薬で お口と心と財布が渇く

 

100歳までお口から、健康と幸福を守り続ける
well-being 歯科医師のちば雅之です。

厚生労働省の薬服用調査によると、
5種類以上の薬を常時服用する人が
通院者の23%であることが判明しました。

多くのお薬には、口渇の副反応が
記載されていることが一般的です。

当院に「口渇」を主訴に来院した
患者さんは、7種類の薬を毎日服用し
意識朦朧で救急車で運ばれたそうです。

内用薬と口渇の関係は深く、患者さん
が何種類もの薬を同時に服用する場合
口腔乾燥症を引き起こしてしまいます。

口渇は、唾液の分泌が不足し、口腔内の健康
が損なわれることになります。

唾液は口腔内の健康に欠かせない役割
を果たしており、食物の咀嚼を助け、
口腔内の細菌の増殖を抑制します。

抗うつ薬、抗不安薬、抗高血圧薬は、
唾液の分泌を抑制することがあります。

口渇が続くと歯の表面に細菌が増殖し、
むし歯や歯周病のリスクが高まります。

口渇は快適な食事を妨げ、患者さんの
生活の質を低下させる要因ともなります。

内用薬と口渇の関係を考慮する際には、
十分なコミュニケーションが欠かせません。

患者さんが服用中の薬物リストを確認し、
口渇の症状がいつから始まったのかを
把握することが重要です。

患者さんに対して口腔ケアの指導や
唾液を促進する方法もアドバイスが必要です。

歯科医師としては、口渇による歯の健康へ
の悪影響を最小限に抑えつつ、

患者さんが継続的に内用薬を摂取できるよう
治療計画を検討する必要があります。

必要に応じて、患者さんの主治医と連携を図り、
薬の調整や代替案を検討することも重要です。

結論
内用薬と口渇は、密接な関係にあります。

7種類のお薬で、お口がかわき、心がかわき、
財布もかわいてしまいます。

歯科医療従事者として、内用薬の副反応による
口渇に注意を払い、患者さんの口腔の健康から、
全身の健康をもたらします。

well-being !!

医療法人百成会 
ちば歯科医院 千葉雅之

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