歯科医院で相談 SOAPカルテ入力
100歳までお口から、健康と幸福を守り続ける
well-being 歯科医師のちば雅之です。
近年、歯科医療の進化に伴い、
診療の質を向上させるための手法
が導入されています。
その手法の一つに、
SOAPカルテ入力があります。
患者さんの状態を的確に評価し
適切な治療計画を構築する
有益な方法です。
SOAP…とは
Subjective(主観的)患者の声
Objective(客観的)術者の目
Assessment(評価)診断名
Plan(計画)治療名
の頭文字を表します。
これら4要素を組み合わせて
患者さんをを分析します。
S:主観的情報の収集
SOAPカルテの起点となるのは、
患者さんの主観的な症状や経過です。
患者さんの言葉から病歴を尋ね、
患者さんの主観的な感覚を把握して、
病状の初期段階から
的確な診断につながります。
患者さんとのコミュニケーションを
大切にし、信頼関係を築くことで、
より正確で詳細な情報が得られ、
治療方針の立案に大いに役立ちます。
O:客観的な観察と検査結果
Objective(客観的)な情報も重要です。
歯科医師は、患者さんの検査結果を元に
客観的なデータを収集します。
患者さんの主観的な訴えだけでなく、
客観的な状態も正確に把握できます。
例えば、歯周検査や画像診断などを
組み合わせ、病状の全体像を把握し、
的確な治療法が検討できるのです。
A:症状の評価と診断
Assessment(評価)では、
主観的・客観的データを総合分析し、
症状の評価と診断を行います。
患者さんの病状を正確に把握し、
病気の原因を特定することで、
適切な治療計画を策定できます。
SOAPカルテのこの段階では、
医師の臨床経験や専門知識が重要で、
患者さん毎の最適さが求められます。
P:治療計画の策定とフォローアップ
最後に、Plan(計画)では、
具体的な治療計画を立案します。
患者さんの立場に立ち、
最善のアプローチを選択します。
術後を予測する言葉が予後です。
予後良好 or 予後不良も考えて、
患者さんに分かりやすく説明します。
SOAPカルテ入力は、歯科医師が
患者さんの立場に立ち、
患者さんに向き合う臨床手法です。
質の高い歯科医療を提供するために、
患者さんの声に耳を傾けながら、
患者さんのニーズとウォンツを探ります。
SOAPカルテ入力は、ブログを書くのと
同じくらい大切な、毎日の診療行為です。
どんなときも、患者さんに寄り添い、
歯科医療を通じて、患者さんに貢献し
続ける歯科医師でありたいと思います。
well-being !!
医療法人百成会
ちば歯科医院 千葉雅之