美しい歯を作るには 試着が大切です
お元気ですか。well-being 歯科医師の雅です。
お口の健康から、人生の幸福をもたらします。
美しい白い歯を作る前に、プロビジョナル
クラウンを作製していますか。
プロ美女なるクラウンとも読むことができ、
仮歯で完成品の試着調整を行います。
この仮歯は、プラスチック製です。
3Dスキャナーで製作可能です。
今ではデジタルで歯を作る時代になりました。
模型も仮歯も、デジタルで製作しました。
この仮歯を口腔内に試適(試着)調整します。
精度が高く、調整不要の場合も良くあります。
実際に試着してみました。左下5番6番です。
歯と歯肉の境目以外は、ほぼバッチリです。
所定の位置まで入らない場合は、隣接面調整。
隣とキツさ調整、近所付き合いを良くします。
キツいとデンタルフロス(糸)が通りません。
手の感触でも、キツさが伝わってきます。
前後のキツさを調整したら、高さの調整です。
前後の接触点(赤色)を均等に調整します。
歯の位置は、頬の粘膜と舌の縁に合わせた
ニュートラルゾーンに配置します。
頬を噛まずに、舌を噛まずに、形を作ります。
良く噛むと、ガンになることもあります。
だいぶ良い感じに調整が終わりました。
患者さんは、寝て調整、起きて調整します。
この後、歯科医師は現場を離れます。
患者さんが自分で色・形・装着感を確認です。
少し気になる場合には、そばに居るスタッフに
相談します。そして私が再度、微調整します。
歯の形が決まったら、歯の色を選びます。
シェードガイド(色見本)を用います。
濡らして見る、離れて見る、3人で見る
みんなで違和感のない歯の色を選びます。
色が決まったら、上記のようにデジタルカメラ
で写真撮影し、記録を残します。
口腔内スキャナーを用いて、3Dスキャンです。
PD上に、色と形が忠実に再現されます。
その上に、調整したばかりの仮歯、すなわち
プロビジョナルクラウンを装着します。
Provisional Crown という英語は、Pro(事前に)
Visional(視える化)Crown(冠)の意味です。
プロビ装着でスキャンすると、ほぼ相似形で
ジルコニア・クラウンが完成します。
上下の歯の接触状態も、一目瞭然です。
赤い部分が、良く噛んでいる部分です。
左右均等に仕上げることが大切です。
次回は、ジルコニア完成なので楽しみです。
私の人生も試着しながら進めば良かったです。
いつも失敗ばかりしています。(笑)
well-being !!
医療法人百成会
ちば歯科医院 千葉雅之