インビザライン矯正 歯がどう動くの
お元気ですか。well-being 歯科医師の雅です。
お口の健康から、人生の幸福をもたらします。
ワイヤーを使わずに、透明な装置で歯が動く
インビザラインの実際、興味ありませんか。
今日は、実際の患者さんのシミュレーション
をご覧いただき、解説してみます。
八重歯が気になる、という主訴で来院した
とても可愛らしい、20代の女性です。
笑うと上口唇が、八重歯に引っかかり、
口を閉じるのが難しいです。
歯と歯の間に、物が挟まりやすいため
歯ブラシだけでの掃除は、困難です。
上の歯が特徴的なので、初診時から
順を追ってみることにします。
歯の移動に使う透明な装置を「アライナー」と
呼びます。一日22時間以上、装着になります。
逆算すると、朝昼晩の食事+口腔ケアの時間は
合計2時間以内に済ませる必要があります。
歯を1本も抜かずに並べることができるのが
インビザラインの特徴です。
上記の図に示す通り、奥歯も奥に移動します。
奥歯を頬側にも移動して、アーチを広げます。
10〜20代の方は、1週間ごとにアライナー交換
35歳以上は、10日ごとにアライナー交換
50歳以上は、2週間ごとにアライナー交換です。
歯列弓が拡大されて来ましたね。
これならば、舌のスペースも十分です。
歯列弓が広くなると、いびきをかかなくなり
気道(気管)も広くなる可能性が大です。
ほっぺたギリギリまで拡大すると、笑顔時に
歯がズラッと見える感じになります。
アメリカでは、抜歯せずに歯列弓を拡大する
矯正治療が流行っています。
斜め45度から見ると、歯がキレイに見えます。
歯も磨きやすい、仕上がりですね。
インビザラインは、日米共同で設計して
アメリカで製作されます。
歯列弓が拡がり、奥歯がキレイに並びました。
いよいよ、犬歯を入れるだけになります。
1アライナーで 0.25mm 移動するよう設計され
4アライナーで 1mm 移動が可能です。
次のアライナーに移動する時は、チュウイー
という棒をかむだけで、痛みがありません。
こうして全ての歯がキレイに並びました。
歯列弓も拡大して、笑顔もバッチリです。
キレイになったら、結婚も決まりました。
今、新婚ホヤホヤの生活です。
治療後は、後戻り防止装置(リテーナー)を
一生涯に渡り、8時間/日装着となります。
インビザライン矯正、結婚も
後戻り、実家戻り、しないように努力します。
私も妻の機嫌を損なわないよう努力しますが
努力してもダメな場合もあります。(笑)
世の中、何事も、女性の言う通りにする方が
うまくいくような気がします。
well-being !!
医療法人百成会
ちば歯科医院 千葉雅之