ちば歯科医院|医療法人百成会

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口が開かない 5→40mm 顎関節症

 

100歳までお口から、健康と幸福を守り続ける
well-being 歯科医師のちば雅之です。

 

両側における耳の穴の前に
指を当てて、お口を開いてみましょう。

ブランコのように、下顎が動くことが
指で触知できます。

良く考えてみますと、上あごは頭蓋骨と
一体化しており、動きません。

 

 



下あごは、ブランコのように顔の下半分
にぶら下がっています。

ブランコは、真っ直ぐ前後に運動すれば
1,000回こいでも壊れません。

しかし、ブランコは左右へのずれに弱く
すぐに絡まって、関節部が壊れてしまいます。

私たち人間の顎関節(がくかんせつ)は
身体の中で唯一、左右一対の関節なのです。

前後・上下の開閉に強く、
左右・ねじれの動きに弱いのです。

 

 



耳の前の顎関節が痛くて、お口が開かない
顎関節症は、クローズドロックと呼びます。

お口を閉じたまま、痛くて開けにくくなり
鍵が掛かったような状態です。

 



この原因は、感染円板の前下内方転位です。
私は大学院で、MRIを用いて顎関節症を研究しました。

顎関節の下顎頭には、動きを良くする
ベアリングの働きをする関節円板があります。

このベアリングがズレてしまい、下顎頭の
動きを障害するのが原因です。

この患者さんは、お寿司も食べられないほどに
お口を開くと痛みを感じます。

そこで、顎関節を適確に診査・診断して
関節円板がどこでロックしているかを把握します。

 

 



そして、写真のように顎の力を抜いていただき
お口に指を入れて、関節円板を整位します。

 

 



こうすると、一瞬にして顎関節内障を改善する
ことが可能です。

 



歯科の病気にはすべて、原因があります。
私たちは、その原因を探り、取り除くのが仕事です。

 

 

こんなに大きく開くようになったお口は、
再発予防に努めることが大切です。

well-being !!

医療法人百成会
ちば歯科医院 千葉雅之

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