ちば歯科医院|医療法人百成会

予約制・各種保険取扱お気軽にお問合せください

0197-51-1300

院長のブログInformation

ジルコニアを知ったら さあ大変です



お元気ですか。well-being !!  歯科医師の雅です。
お口の健康から、持続的な幸福をお届けします。

長い間、日本では天然歯を削って銀歯を入れる
よろしくない文化がありました。

白い車をぶつけて修理に出すと、保険内だからと
言って、銀色の金属で治すようなものです。



天然歯の寿命は、130年もあるそうです。
歯と鉛筆は、削らないと長持ちするのです。

毎日、毎食後にフロスで、歯間清掃した後に、
歯ブラシで丁寧に、歯とお口を磨きましょう。

今では、音波ブラシという電動歯ブラシもあり
素人でもプロ並みのブラッシングが可能です。



昔、日本の歯科保険診療において、
前歯は白く治せない…怖い時期がありました。

その後、前歯を金属で覆い、表面だけ白い
プラスチックを盛る保険治療がメジャーでした。

しかし、金属のヘリが歯肉を黒く見せたり、
プラスチックが黄ばむ結果となりました。

金属にセラミックスを盛る治療も、保険外で
流行りました。やはり歯肉が黒っぽくなります。

そこで、段々に歯科界は、前歯の治療に金属を
使わないメタルフリーの治療が研究されました。



歯の強さが、500Mpaぐらいだとすれば、
200、350のオールセラミックスは割れます。

困ったなぁ…と思いながら、この20年間で
1100Mpaのジルコニアが誕生しました。

これは、人工ダイヤモンドと呼ばれる材料
であり、歯科界での材質No.1になりました。



硬いだけでなく、しなるのです。
地震に強い家も、しなる木造が多いですね。

この材料は、ブロックを削り出して作る
ため、そもそも丈夫です。

そして、マルチレイヤーと言って、何層にも
色合いが重ね合わさっています。



光も良く通して、透明感がバツグンです。
天然歯の方が、見劣りするかもしれません。

そして、舌触りは「ツルン」としており
汚れを寄せ付けず、変色しません。

なんて、素晴らしい材料なのでしょう。
糊付けセメントも、パリパリ取れて楽です。



保険内のプラスチック製だと、セメントが
くっついてしまい、泣きたくなります。

ジルコニア・クラウンは、白い麻薬のように
やみつきになります。(笑)

ただし、麻薬をやったことはありません。
依存性があり、満足度の高い治療法です。

well-being !!

医療法人百成会
ちば歯科医院 千葉雅之

▲上に戻る