朝7時の訪問歯科 お口と心が潤う
100歳までお口から、健康と幸福を守り続ける
well-being 歯科医師のちば雅之です。
今朝は、胃がんの患者さんを往診しました。
緩和ケア病棟で、静かな朝を迎えていました。
「おはようございます」と挨拶したら、
小さくうなづいてくださいました。
お薬の副反応で、お口の中は乾燥しております。
口腔乾燥症です。
上下の総入れ歯を試着してみましたが
上の入れ歯が落ちて来てしまいます。
唾液が少ないので、上顎の歯肉は
傷がついておりました。
歯ブラシで口腔ケアを行って、
義歯の粘膜面に調整材を敷きました。
ピッタリしたら、落ちて来なくなり
上下の総義歯が、かみ合いました。
患者さんはニッコリと笑いました。
嬉しそうです。
私たち人間は、お口から食べ物が
食べられなくなると元気がなくなります。
お口が潤うと、心が潤います。
唾液は、とても重要な役割を持っています。
食べるという漢字は、
人を良くすると書きます。
私たち人間は、お口から食べることで
身体の調子が良くなります。
笑うことも大切です。がん細胞をやっつける
ナチュラルキラー細胞が増えるのです。
寝たきり患者さんの総入れ歯は、
命の調整をしているようです。
今日は、とても良い朝を迎えました。
患者さんに駆け付けることも大切です。
well-being !!
医療法人百成会
ちば歯科医院 千葉雅之