あなたのお店は 何を売っていますか
100歳までお口から、健康と幸福を守り続ける
well-being 歯科医師、ちば雅之です。
はじめて行ったお店で、声を掛けられます。
「いらっしゃいませ、こんにちは。」
「何かお探しでしょうか。」
「これなんか、お似合いですよ。」
何となく、馴れ馴れしくて、居心地が悪い。
何も買わずにお店を出た経験は、ありませんか。
自分がお客さんだと、敏感に感じることも
店員の立場だと、商品を売ろうとしてしまう。
いったい、何を売っているお店なのか。
お客さんは、何を求めていらしたのか?
今日は、あなたのお店の「商品」を問います。
一緒に、考えてみましょう。
ちなみに、私は歯科医院を開業しています。
当院の商品は「差し歯」では、ありません。
先日、他の歯科医院から初めて来た方に、
「前医で、インプラントばかり勧められた。」
とお叱りを頂戴しました。
患者さんの気持ちをすべて受けとめて、
嫌な気持ちにさせた過去に、深謝しました。
そして、患者さんの目を見てうなずきながら
その声に耳を傾けて、徹底的にメモします。
野球で言えば、リリーフピッチャーです。
ピンチをチャンスに変えれば、感動します。
患者さんの声は、すべてカルテ入力します。
診療録(カルテ)= 証拠になる記録です。
歯科医師法23条
遅滞(ちたい)なく診療に関する事項を
診療録に記載しなければならない。
その歯科医師において、
5年間これを保存しなければならない。
カルテは、治療内容だけの羅列ではなく
患者さんの声も、しっかり記録する時代です。
内容は「歯のこと限定」ではありません。
来院動機「なぜ来院したのか?」が大切です。
当院では「人生の物語」をじっくり聴いて、
「病気の原因」のヒントを探ります。
これが結構楽しいです。
患者さんの満足度も、上々です。
最後に質問。
「この歯科医院では、何を売っていますか?」
と聞かれたら、
「健康」と「幸福」をお分けしています。
「おもてなし」に包みましょうか?
と答えられたら、イイですね。
なかなか、難しいのですが…。(笑)
well-being !!
医療法人百成会
ちば歯科医院 千葉雅之