フロスしますか? 死にますか?
お口から健康と幸福を守り続ける、
well-being 歯科医師の千葉雅之です。
FLOSS or DIE 1997年 アメリカ歯周病学会
フロスしますか? 死にますか?
歯周病と全身疾患の関連が明らかになり、
フロスをしないと死を招くというスローガンです。
朝昼晩の食事は「人を良くする事」と書きます。
食事は、本当に楽しいものですね。
食後に大切なのは、食器洗いと口腔ケアです。
ただちに洗うことが、効果的です。
しかし、歯ブラシだけでは、歯の汚れが58%
しか取れないとの報告があります。
歯の表・裏・咬合面は、歯ブラシでOKですが
歯と歯の間のお掃除が、難しいからです。
そこで、歯間清掃用具として、歯間ブラシと
フロスがあります。あなたはどちらが好みですか。
歯間ブラシは、①唇頬側から、②舌側から
入れて磨くと効果的です。
フロスは、隣接面から歯肉の中まで上下させて
磨くことができます。清掃面は面接触です。
歯周病菌は、空気を嫌う嫌気性菌が多いので
歯肉縁下まで清掃できるフロスが効果的です。
私たち歯科医療従事者はフロスを使います。
指から肘まで長さで切り、指巻き使用です。
歯科医院で使う糸巻きフロスは、経済的です。
コンパクトケースで、持ち運びもできます。
指巻きフロスが難しい方のために、Y字型の
ホルダーフロスもあります。少し割高です。
約1㎝程度のフロスを、全歯の隣接面を通すため
細菌（プラーク）を配達してしまいます。
指巻きフロスを覚えると、経済的な歯間清掃で
常に、プラークコントロールが良好になります。
またフロスの糸には、ワックスあり・なしの
2種類あります。
金属やセラミックスなど、かぶせ物が多い方は
ワックス「あり」フロスがオススメです。
滑りが良く、汚れを吸収しません。
切れにくいフロスです。
小児から大人まで、すべて天然歯の方には、
ワックス「なし」フロスがオススメです。
フロス本来の糸が、汚れを吸収してくれます。
むし歯の無い、カリエスフリー者専用です。
食事が終わったら、直ちに食器を洗い、
水場でフロスを実践しましょう。
私も時々、フロスを忘れてしまいますが、
ブログを書いている以上、がんばります。
みんなでフロスをして、全身の健康を予防し
100歳まで、健康寿命を延ばしましょう。
well-being !!
医療法人百成会
ちば歯科医院 千葉雅之